俺の名前を呼んでくれ。-2

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台所に入ってすぐ、ティーカップを大きなお盆に乗せていると、突然要さんに謝られた。 「すみません」 「えっ?」 驚いて顔を上げると、要さんが苦笑いを浮かべていた。 手にはシュガーポットとパウダータイプのミルクの瓶がある。 それらを、盆の空いたスペースに乗せた。 「朋香。何か、嫌なこと言われませんでした? あいつ昔っから兄貴大好きだから」 「ああ、やっぱり」 と、私も苦笑いを向ける。 「そうだと思いました。可愛いですね」 余裕なんてどこにもないけど、ここには私が泣きつける場所などどこにもないのだ。

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