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本棚に追加台所に入ってすぐ、ティーカップを大きなお盆に乗せていると、突然要さんに謝られた。
「すみません」
「えっ?」
驚いて顔を上げると、要さんが苦笑いを浮かべていた。
手にはシュガーポットとパウダータイプのミルクの瓶がある。
それらを、盆の空いたスペースに乗せた。
「朋香。何か、嫌なこと言われませんでした? あいつ昔っから兄貴大好きだから」
「ああ、やっぱり」
と、私も苦笑いを向ける。
「そうだと思いました。可愛いですね」
余裕なんてどこにもないけど、ここには私が泣きつける場所などどこにもないのだ。

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