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もう一度、何度でも
あの夜みたいに、俺の前では隙だらけになって
プライドなんか役に立たないくらいに粉々にして
守るものなんかなくなればいい
素直に泣いて、甘えて縋る
あの表情がもう一度見たくて
散々甘やかしては、傷つけて
腕の中で、ぼろぼろ零れる涙を目の前に
湧いてくるのは、庇護欲
泣かせたい、守りたい
傷つけたい、癒したい
別に、振り回すつもりはなかった。
ただ、彼女を前に湧いてくる衝動の変化に
振り回されていたのは、俺の方だったり、する。
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