epilogue

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暁さんと二人揃って笹倉家に来るのは久々だった。 この頃私も彼も仕事が忙しくて、美里も二人目が生まれてから全く余裕がなくなったみたいで毎日育児に追われているらしい。 一才になってよちよち歩きはじめたカンナちゃんが、久しぶりに会う暁さんに少し怯えていたけれど。 さすがに、子供慣れしている。 無暗に怖がらせないよう視線を逸らせながらも、要所要所で声をかけいつの間にか膝の上に座らせている。 「……ずるい」 「何が」 飄々としながらも、ドヤ顔だ。 慣れも勿論あるだろうけど……この人絶対、子煩悩だ。間違いない。
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