告白

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 感想なんてわからない。  たくさんの想いが溢れたけど、夢中だった。  二人でやっと一つになれた。その喜びだけでいっぱいいっぱいだ。  俺は隣にゴロンと仰向けになって並んだ。「はぁはぁ」と二人で呼吸を整える。その重なり合うハーモニーがとても心地よく、俺を幸せで満たした。  隣へ顔を向ける。恥ずかしいのか、隣で薄い掛け布団をおでこまで引き上げ小さくなって隠れてる。そのひょっこり覗いてる頭を撫でた。  蚊の鳴くような声が聞こえ、「ん?」って耳を隠した顔に近づける。 「お……お……お、俺まだ父さんにもしてもらってないのに……」  完
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