Gospel of beginning #2
20/38
読書設定
目次
前へ
/
38ページ
次へ
今のは明らかな殺意を持った一撃だった。 鳥の中では大型の部類に入るけれど、ヨウムが食らっていたら、ひとたまりもなかったはずだ。 身代わりになった私の額には、気持ちの悪い脂汗が滲み、目からポロポロと涙がこぼれた。 けれど今は自分自身よりも、怪我を負ったこの患畜が優先だ。 脱いだカーディガンで、暴れるヨウムを包んで抱き上げ、私は脱兎のごとくジャングルを飛び出した。
/
38ページ
最初のコメントを投稿しよう!
383人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
61(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!