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まじまじ見つめる私に、ウノさんはばつがわるそうにタブレットを差し出してきた。
『余計な事は申し上げぬよう、旦那様から仰せつかっております』
これは定型文なのかもしれない。
アンさんの時と全く一緒だ。
「余計な事じゃありません。
ウノさんたちもこのお屋敷で暮らしてるんだから、家族みたいなものです。
家族の名前すら知らないなんて、おかしいでしょ?」
私の言葉に、またも瞬く右目。
(何か変な事言っちゃったかな?)
微妙なリアクションを受けて後悔がにじみ始めた頃、再びタブレットが差し出される。
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