治まらない動悸

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「おいおいおい!ちょっと待て!心は何でそう思うんだよ!」 「…んーー…………勘?」 「勘って…あのな!じゃあ聞くが、皆川の意図は何だ?G9に警戒しろと?それともPSPみたいな仲間だと?」 「…………さぁ?」 「頼むよ…心。俺の思考を混乱させないで。」 「話せと命令されたから話したまで。私はもう何も隠してないし。"恐らく"に繋がるたらればを語っただけ。 今日の緊令でちょっと皆川に似てるなって思っただけだし。 あとは大崎隊長のご指示のままに。」 「…ちょっと待てよ心。どういう意味だ?」 「どういうって、まだ出てきてもいない相手に対し、どういう対応をするのか決定する権利は私にない。」 「!」 「特に皆川関連になれば、極力私を遠ざけたい人だもん。3人でどうぞ。練心館行ってきます。」 …違和感。…こいつ、何考えてるんだ? 本気で分からなくなってきた。 その背中を目で追うと、一度キッチンに立ち寄ってそのままドアから出ていった。 「…どう思う?2主任。」 「どうって…とにかくG9を特定した方がいいんじゃないのか?」 「…成は?」 「陸に賛成。もしかしたら見逃しているところもあるかも。蒼依のlevel5借りたい。」 「ああ。…急いだ方が良さそうだな。どうも心の行動が怪しい。」 「そうだよ。何なの?あの態度。」 「珍しく感情が荒立ってるような気がした。」 「焦りだけならいいけどな。…2主任の部屋にいくぞ。level5を解放する。」 そして3人同時に立ち上がる。
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