1588人が本棚に入れています
本棚に追加
「おいおいおい!ちょっと待て!心は何でそう思うんだよ!」
「…んーー…………勘?」
「勘って…あのな!じゃあ聞くが、皆川の意図は何だ?G9に警戒しろと?それともPSPみたいな仲間だと?」
「…………さぁ?」
「頼むよ…心。俺の思考を混乱させないで。」
「話せと命令されたから話したまで。私はもう何も隠してないし。"恐らく"に繋がるたらればを語っただけ。
今日の緊令でちょっと皆川に似てるなって思っただけだし。
あとは大崎隊長のご指示のままに。」
「…ちょっと待てよ心。どういう意味だ?」
「どういうって、まだ出てきてもいない相手に対し、どういう対応をするのか決定する権利は私にない。」
「!」
「特に皆川関連になれば、極力私を遠ざけたい人だもん。3人でどうぞ。練心館行ってきます。」
…違和感。…こいつ、何考えてるんだ?
本気で分からなくなってきた。
その背中を目で追うと、一度キッチンに立ち寄ってそのままドアから出ていった。
「…どう思う?2主任。」
「どうって…とにかくG9を特定した方がいいんじゃないのか?」
「…成は?」
「陸に賛成。もしかしたら見逃しているところもあるかも。蒼依のlevel5借りたい。」
「ああ。…急いだ方が良さそうだな。どうも心の行動が怪しい。」
「そうだよ。何なの?あの態度。」
「珍しく感情が荒立ってるような気がした。」
「焦りだけならいいけどな。…2主任の部屋にいくぞ。level5を解放する。」
そして3人同時に立ち上がる。
最初のコメントを投稿しよう!