"雨の後は上天気"編_漆

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  鏡は身内のような、仲間のような、大切な人。 恋心とは違うと言えるが、鏡とこうしていると うっすらと、淡く、うずくような胸のざわめきが私を混乱させる。 でも、多分、それ以上先には進めない。 鏡はそれを望んでいない。 ・・・・・・・・・・・・・多分、私も望んでいない。 それは、この空気があまりに居心地が良過ぎるから・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・特別、過ぎるから・・・ この距離が最適で、この関係が最上。 ・・・鏡にとっても、私にとっても・・・
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