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私を導き、解放し、守り続けてくれた人。
これ以上、鏡に望むことはない。
これ以上、鏡との間に何の誓いも将来も・・・何一つ、必要がない。
もちろん、彼を男として意識していない、とは言えない。
不意に、その瞳に囚われ、心臓が跳ねたり
彼の熱を思い出し、混乱することさえ、ある。
でも、そうじゃない。・・・そういうのじゃない。
何と言えばいいか・・・
蓮を求める様に、意識するように、鏡を求めていない。
そこに居るのが当たり前で、大切な、かけがえのない人だけど
それは、恋人同士という答とは違うのだ。
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