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そうね、と麗子がフフンッと鼻を鳴らした。
「今夜がダメなら、
聡さん抜きで会いに来ることになったものね。
聡さんの予定だけ、全然合わないから、仕方ないわよね?」
聡も聡で、酷いだろ?、と私に同意を求めてくる。
問われて、
どう答えるべきか分からず、曖昧な笑みを浮べてみる。
鏡が私を助ける。
「オヤジも麗子さんも、由紀を苛めないでくれ。」
あ、と二人は声を揃えた。
「ごめんね。」「・・・悪かったね。」
私はブンブンッと頭を振った。
「大丈夫ですっ。」
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