オレンジ色の『好き。』

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アイツの隣にぎこちなさを感じながらも、着々と授業は進んでいった。 男女別の体育から帰って来ると、私の机に小さく文字が。 体育の後に急いで書いたのだろうか。 誰にも見られないように両手で覆って読んでみる。 【放課後、教室で待ってて下さい。】 見た感じ男っぽい文字だけど…… 誰だろ。告白……?まさか、ね。 私の目にアイツがうつる限り、OKできない。誰なのか気になったし見なかったことにするのも悪いからいつも一緒に帰る紫乃には適当に理由をつけて帰ってもらった。 放課後、みんなだんだんと帰っていき教室がオレンジ色に染まっていくころ……
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