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青(投げ返した!?何してんの!?)
心の中で引ったくり犯に合掌をしてテニス部の部員達に近づいた。よく見たら仁王と柳生はいなかったけど。
とりあえず全員ケガはなかったみたいだし一安心したけど……丸井はそんなにクレープの怨みがあるのか…;
その後、警備員や駆け付けた警察にひったくり犯は連れてかれ、バッグを取られた人も事情徴収として一緒について行った。
周りもやっといつもの賑やかさになって、テニス部もそこで解散になった。
すると少し離れたところで、幸村達3人と星野さんが話していたのを聞く限り、どうやら星野さんの帰り方らしい。
青「その荷物で電車乗れる?」
たしかに星野さんの持ってる荷物を見る限り、電車で帰るのは正直大変だと思う。まず周りの人が迷惑そうな顔をするだろうし……
莉「んー…まぁ…タクシーでも乗れば!」
「「「「ダメ(だ)!」」」」
莉「何で!?」
つい幸村達と一緒に突っ込んじゃったけど、それは何か俺も認められない。
幸「星野さん、東京のタクシー乗り慣れてないでしょ」
莉「そうだけど…そんなのどこも一緒でしょ?」
青「…星野さん家まで送ろうか?」
気付けばそう口にしていた。
星野さんには断られたけど、なんとか俺と幸村達で説得して俺が送る事になった。まぁ、その前にスーパーで買い物らしいけど。
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