青木誠の心情

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ショッピングモールの1階スーパーで買い物を始めた星野さんは…… …………なんというか主婦みたいな観点で商品を見ていた。 カートを押しながら商品を見ては、「ちょっと小ぶりだな…」とか「あ、これは向こうのスーパーの方が安い」と呟いていた。 青(……うん、主婦顔負けだなー;) そういえば、最初の時に安いスーパーとかを教えている時の食い付き方は結構すごかったとまだ覚えてる。 そんな事を考えていると星野さんが不意に俺の方を向いてきた。……え、ちょい照れるんですけど(笑) 莉「先生…すみません。つまらないですよね。買い物が終わるまで他のお店を見てますか?」 ただ星野さんの買い物姿を見て楽しんでたんだけど、星野さんからしたら俺はつまらなそうに見えたみたいだ。 青「え、別につまらなくないよ。目を離した隙に帰られても困るし」 断ってとりあえず本音を言っておくと星野さんの表情は疑っている奴を疑っている顔だった。 莉「そんな事しませんけど…;先生だったら今日の夕飯は何食べます?」 青「え?今日の夕飯……んー…うどん?」 最近食べてないし久し振りに食べたいとも思ってたし…視界にちょうど入ったしww 莉「じゃあ今日の夕飯は焼きうどんにしよ☆…あ、先生も食べます?」 まさか夕飯を誘われるとは思わなかった!?Σ(; ゚Д゚)そりゃ時には生徒の親御さんから誘われる時もあったけど…まさか生徒からとは……;
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