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切原サイド
俺の“悪魔化”で変な特訓をする事になって数日後―――。
なるべく俺も悪魔化にならないように気を付けても、今までのがあって少しでも興奮すると悪魔化になりそうになっていた。
ヒュンッ――
ドカッ
切「……いってぇー!?」
幸「赤也また悪魔化になりそうになっていたよ」
切「すみません…気を付けます……」
今みたいに少しでも悪魔化になろうとすると、幸村部長や真田副部長……仁王先輩達にもボールを投げられては、悪魔化になるのを防いでいた。
切(それにしても痛てー…)
まだ柳先輩や柳生先輩達は俺に直接ボールを当てないで、ギリギリの所に向けてボールを飛ばしてきたりする。
しかもそれが2個とか3個とか普通に……。
切「星野先輩ー、氷くださいッス」
莉「ちょっと待ってねー」
洗濯物をしていた先輩はその手を止めて、氷を復路に入れてタオルに巻いて持ってきた。
切「ありがとうございます」
直で氷水を顔に当てようとしたら、低温やけどになるぞって脅されて……脅されて?それからはタオルのまま顔に当ててる。
最初はすっごい嫌だったけど、今はボールが飛んでくる恐怖に自分でも悪魔化にならないように気を付けている。
それを幸村部長や星野先輩に言ってみると、
莉「偉い!そのまま頑張ってね」
幸「赤也、ほんの少しだけ大人になったんじゃないかな?」
って言われた。 そっか、俺は大人になってきてるんだな!(自己満足)
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