第1章

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キーンコーンカーンコーン 初めてチャイムが好きになった 授業始まる合図だから毎日何度も聞かされて嫌いだったけど、この時ばかりは <神様仏様チャイム様!ありがとう!私を救ってくれて!!> 心の中で叫んだ 目は…潤んでたかもしれない 席から離れるとき土谷くんは <また…今度…> って低いセクシーボイスを残して戻っていった 今も会話無かったのに今度?! 今度なに話すのよ?! 頭とか心臓とかオーバーワークでボロボロになっちゃったんですけど?!! しかし小心者の私は苦笑いを土谷くんに向けてた…はず…
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