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自分以外の誰も立ち入らせないような、1人だけの時間も。
肌と肌の距離をなくして体温を確かめ合うような、1人じゃない時間も。
どちらかじゃなくて、どっちも楽しめるようになれればいい。
遊園地のコーヒーカップのようにぐるぐる回って近づいては離れる、
そんな距離でいるのがちょうどいいように思える。
俺は一人が好きで、一人の時間がないと辛くて、他人と交わるのは苦手で。
きっとそれだけは永遠に変わらないのだろうけど。
人懐っこい猫がいつでも自由に出入り出来るくらいの、小さなドアは開けている。
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