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自分のデスクでコンビニで買ったパンを食べながら作業をしていると、
嶋野と同僚たちが、ぎゃあぎゃあと騒ぎながら昼休憩から戻ってきた。
腕を組んだり頭をはたいたり。相変わらずだな。
なんだよおまえら、仲良くしやがって。俺も入れろよ。
そう他の同僚が笑って言う。
いい大人がはしゃいで何やってんだか。
これは俺には関係ないことなのだ。
群れるのも騒ぐのも、嶋野が誰と仲良くしようと。
俺には一切関係ないことなのだ。
俺は1人で充分だと、ずっとそう思って生きている。
1人じゃ出来ないことがあるなら、出来るように努力すればいい。
努力しても駄目だったら、その時は潔く諦める。
誰かと無理して交わるよりは、その努力の方がずっと楽だ。
その信念は揺るがない自信がある。
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