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ベッドを背もたれに映画を観ていると、
ベッドに寝転がってる嶋野が俺の頭を撫でてきた。
まるでひなたぼっこしてる猫を撫でるみたいに。
最初の頃は手を払いのけていたが、
いちいち構うのが面倒になったので、今はもう放っておいている。
嶋野のそういうところ、寂しがり屋で人懐っこく甘えてすり寄ってくる猫みたいだ。
そう思っているのは内緒の話。
1人でいるのが嫌だから、誰かといたい。
その誰かって、誰でもいいんだろうか。
都合がいいから俺なんかでもいいんだろうか。
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