#04
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映画を観ながらみかんを食べる嶋野を横目で見てたら、頭をもさもさと撫でられた。 「撫でて欲しいのかと思った」 「大体合ってる」 嶋野は俺の首元に顔を埋めてふふっと笑った。 頬に嶋野の茶色がかった髪が触れて、少しくすぐったい。 猫が甘えて抱きついてきてるみたいだ。 首筋を辿る唇の甘やかな温度に目を伏せて、身を委ねる。
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