第1章

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だが、 彼を想う気持ちは、 好きだという気持ちは、 日を追うごとに変わることはなく、 ましてや強くなる一方で。 今まで、 普通の同年代の子と同様に、 女の子に対して恋愛感情を持ったことのあるひばりにとって、 恋心というのは未知のものではなく、 結局行き着くところは一つしかなかった。 そして、 受け入れてしまえばそれは酷く単純で、 それでいて毎日が楽しいものだった。
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