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視線が交差しあい、
見つめ合う。
見つめ合ったのは数秒だったはずだ。
でも、
ひばりには、
とても長い時間に感じられた。
麻斗が、
優しい笑みを浮かべて、
口を開く。
そして。
「──ひばり」
優しい、
愛おしいものを愛しむような声音で。
麻斗が名前を呼んでくれた。
麻斗が、
他の誰でもなく、
ひばりの名前を呼んでくれたのだ。
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