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  境内裏の公園で芽衣とお絵かきして待っていると 壮真が帰ってくる。 壮真も芽衣も兄の血を引いている。 絵を描くのが大好きで、 貴子の隣でずっと書いていたりする。 まあ、壮真の方は 飽きてしまって、駆け回り出したりするのだが・・・ それでも、その年頃の子どもとは思えないほど ジッと出来るし、夢中で絵を描いている。 貴子もスケッチをしながら、2人に付き合う。 壮真が覗き込んできて、不貞腐れる。 「・・・貴子ねぇ、すごいや・・・ ・・・・・・・・・俺なんて、こんなんしか・・・」 悔しそうな顔をして、 壮真は今まで書いていたスケッチを放り投げる。
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