別れの5、集いの6

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校庭の端…いつかテレビで見た、特殊部隊の室内制圧法を試していた。カッティングパイというものらしい。 倉庫の中には、学生のゾンビが二体いた。見つけた時点で、2発ずつ頭に弾を撃ち込んである。 死体を確認した時、服に見覚えがあった。 「岡木と多目?ちくしょう…」 SIGを握っていた手に、力が入った。 のび太は、倉庫の中にあったヒートパックをとった。レトルトの調理ぐらいはできるだろう。 倉庫を出て、校門をくぐる。 「兄貴ー!ちょっと外に出てくるー!」 校舎に向かって叫んだ。何もしないよりはましだ。 それにしても…警察の狙撃手が助けてくれるのはありがたいけど、なぜ現れない?生存者の救助に来たはずなのに…
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