別れの5、集いの6

4/10

5人が本棚に入れています
本棚に追加
/42ページ
その家から出ようとした時、突如悲鳴が聞こえた。 「きゃあああ!!」 「?! 近くからだ!」 何処だ?何処からだ? 「こっちか!」通りを外れて、脇道に入った。もう一つ曲がったところに、先ほどの悲鳴のもとがあった。 「夜子さん?!」 足のない、這うゾンビと、その先に腰の抜けた女子。生存者だ! 「こっちだ!」 ゾンビに向かって怒鳴ると、ゆっくりと振り向く。 夜子さんから離れたところで、俺はSIGの引き金を絞った。頭蓋骨まで破壊されれば、ゾンビとて生きていられない。 撃った反動が痺れる。
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加