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その家から出ようとした時、突如悲鳴が聞こえた。
「きゃあああ!!」
「?! 近くからだ!」
何処だ?何処からだ?
「こっちか!」通りを外れて、脇道に入った。もう一つ曲がったところに、先ほどの悲鳴のもとがあった。
「夜子さん?!」
足のない、這うゾンビと、その先に腰の抜けた女子。生存者だ!
「こっちだ!」
ゾンビに向かって怒鳴ると、ゆっくりと振り向く。
夜子さんから離れたところで、俺はSIGの引き金を絞った。頭蓋骨まで破壊されれば、ゾンビとて生きていられない。
撃った反動が痺れる。
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