黒が似合う君が白に憧れる

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無言のまま、扉の向こうで少し斜め上を見るあなたは、まるでマッチ棒の様に奇妙で不快だった。 そして無言のまま、煙草に火をつけては無言のまま、なに食わぬ顔をして目蓋を外した。 気持ち悪い。 剥がした目蓋を私にくれる。 暗闇の中のマッチ棒はぼんやりと無言のままだった
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