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のんびりと早く激しく壊されるかと思いながら、既に壊れた体の虎の翼をたまに振るわせて、ただ食事がすむのを待っていた。
気がつけば眠りにつき、貪り尽くされずに残った残骸を処理していく。
そんな日常が、いとおしく壊れていった。
あなたの目蓋を叩き割っていたら、どんな目をしただろう。
汚れた皿が、さらに不快だったから。直ぐにでも片付けてしまいたかったのに。
そうして三時間ほどの食事を楽しむ訳でもなくネズミはすごすごと帰っていった。
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