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「もう時間みたいだ、お前を連れていくとするか楽しそうだし」
その言葉を聞くとふっと身体が宙に浮き血界の眷属に連れられ空間に異様に出来た割れ目に投げ込まれ直ぐさま血界の眷属も飛び込んで来て割れ目は閉じてしまった。
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「………んっ……なんだここ…。」
目を覚ますと見慣れぬ真っ白な天井が視界に映った、身体を起こそうとすると結構な痛みを感じた、それでも身体を起こして見ると異様な事に気がついた。
「あれ?……俺、手こんなに黒くない…。」
視界に映り込んだ自分の手はまるであの漫画に出てくるクズな人物を思い出すような色をしていた、また冷や汗が出てくる。
自分に繋がっていた点滴やら心電図やらを無理矢理引っこ抜き病室であろう部屋から出てトイレに駆け込み鏡を見た。
そこに写し出された姿は以前自分が描いたぬいぐるみのオリキャラを擬人化して描いて貰った絵と全く同じ姿をしていた
「………えー…。」
余りの出来事に驚き等を通り越してもう面白くも思えてしまう、少しして個室に入り身体を調べる、あぁ、よかった男子トイレに入ってと頭で思う、この姿になる前の自分の性別は女性だったからだ下を確認した後一度頭の中を整理しようと考え込んだ。
あの切れ目に投げられてから……あぁ、思い出した、ビルよりも少し高い位置に出てきて落下してしまったのだ、だが待てよと脳内に思い出す映像を巻き戻すと落下の最中何か赤い物で背中を思い切り切り裂かれたのだった。
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