八月の微熱

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「ブグワァッハハハハ!!」 「アハハハハ!」 「グクク…イヒヒヒヒ。腹が痛い…痛い痛い」 アタシの話を聞いた幼馴染たちが三者三様に笑い転げる。 高熱でセンセぇの病院に運ばれたらしく、幻覚を見ていたアタシにセンセぇは坐薬を入れた。 「もう、センセぇに会えないよ…」 目が醒めて全てが夢だったと悟った朝、私は病室で一人泣いて逃げるように病院を飛び出した。
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