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『君の初めての声が告白の返事で嬉しかった。心が通じたと思ってもいいんだよね?君の一言が忘れられない。』
私も…
私も戸塚の一言がきっと一生忘れられない。
---君が好きだよ。---
私は渡せなかった手紙をカバンから取り出しそっと机の中の鍵付きの箱の中にしまった。
きっとこの手紙を戸塚に渡すことはないだろう。
けれど捨ててしまうには私の本音と勇気が可哀想だからこっそり取って置こう。
何が書いてあるかは一生の秘密だ。
それから声が出せたことはまだ親にも話していない。
これについては私と戸塚だけの秘密だ。
あの時だけしか出てこなかった声と向き合う為に今度母親に色々質問しよう。
いつか頑張って声が出るようになったら私は戸塚にいいたいことがいっぱいあるから。
きっと戸塚のことが一生大好きで大切だから。
fin
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