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それも戦わずに、その国の行き詰った経済情勢を助けることで可能ということま
で教えてもらった。
なんという寛大な外国船なのだろう。
私はそう感じた。
お返しにこの付近の海でどの国の領海でもない場所の中で、多く魚が獲れるとこ
ろを相手に教えてやった。
われわれも外国船も満足だった。
これでその国との関係は保たれる。
暗い海の中で一筋の希望が差し込んだようだった。
外国船は去り際にさらに信号を送って来た。
この広い海には、外国の監視船がたくさんいる。その船に乗っている人間のほと
んどは戦いを望んでいないし、相手国を警戒したいわけでもないということだっ
た。
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