第一章

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拓真は避難場所へと向かうことを決めて走り出した矢先奥の方で人影が見えた。 拓真「人だ!逃げ遅れか!?」 風神弓「っ!主!あれは敵です!」 拓真「そんなわけないだろ!?」 風神弓「よく見てください!主!あれは…普通の人ですか!?」 拓真「普通のってそんな当たり前…」 拓真「っ!?」 風神弓の警告で拓真は一度足を止めてその人を見ると至るところからは血が出血して肌は何か不自然な色をしておりそして目は完全に死んでいた。 拓真「なんだよ、あれ…死んでる?まさかゾンビ?」 映画やゲームでしか出てこない空想上の存在が目の前に登場したことによって恐怖に見回れる。 風神弓「主!敵がこちらに気づきました!来ます!」 拓真「っ!!」 ゾンビは拓真を捉えてこちらに向かってきて拓真は恐怖のあまり、金縛りにあう。 風神弓「主!」 風神弓はそんな拓真に見かねて起動状態本来の風神弓の姿にかわる。 風神弓「戦ってください!このままでは主が殺られます!」 拓真「っ!うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」 風神弓の言葉で拓真は錯乱しながら風神弓を構えてゾンビに向かって魔力の矢を連射して放つが冷静さのない拓真の攻撃はゾンビに当たらず着実に近づいてくる。 拓真「当たれ!当たれ!当たれぇぇぇぇぇ!」 風神弓「落ち着いてください!主!!」 拓真「っ!!」 風神弓は錯乱する拓真に一喝して落ち着かせた 風神弓「いいですか…まずは深呼吸してください」 拓真「でも!「いいから!」っ!…スー…ハー」 風神弓「私を構えてしっかりと狙いを定めてください」 拓真「……」 拓真は恐怖をなんとか圧し殺しながら風神弓の魔力の弦を引いて魔力の矢をゾンビに命中させるために狙いを定める。 拓真「……」 近づくゾンビを目に拓真は緊張から汗を流してそして… 拓真「っ!!」 矢を放ちそれは先程とは違いゾンビの頭部に直撃してゾンビは風神弓から放たれた矢の威力より吹き飛ばされてコンクリートの壁に激突し壁に罅が入る。
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