Act.3

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「今日のお勉強はここまで。帰るぞ」 「えーーーっ?」 不満全開で頬を膨らました私に紺野君はクスッと笑うと、私の鞄まで手に持って教室を出て行く。 「ちょっと紺野君!今の問題の答えと解説は?」 追いかけながら尋ねた私に彼はとぼけた表情で飄々と言った。 「言ったろ。のび太でも解ける問題なんだから教えてやんね」 「そんなぁ…」 ガックリと肩を落とした私に、彼はまたふはって笑う。
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