Act.3

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けれど紺野君は私をじっと見つめると、ブハッと吹き出して笑い始める。 「ホント有坂っておもしれーな」 「え?」 「いちいちリアクションがツボ」 クックと笑い続ける紺野君にちょっと微妙な気分だけど、彼が笑ってくれることが嬉しくて結局私も笑ってしまう。 「まぁ別に深い意味はないんだけどさ。 6月が両親の結婚記念日なんだよ。 たまには俺も何かプレゼントしてやろーかなって思ってんだ」 「うわ!紺野君って偉いね!」
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