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けれど紺野君は私をじっと見つめると、ブハッと吹き出して笑い始める。
「ホント有坂っておもしれーな」
「え?」
「いちいちリアクションがツボ」
クックと笑い続ける紺野君にちょっと微妙な気分だけど、彼が笑ってくれることが嬉しくて結局私も笑ってしまう。
「まぁ別に深い意味はないんだけどさ。
6月が両親の結婚記念日なんだよ。
たまには俺も何かプレゼントしてやろーかなって思ってんだ」
「うわ!紺野君って偉いね!」
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