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たとえ自分を愛してくれなくても、たとえどんなに憎まれても。
私は何年も…そしてこれからもきっと紺野君を愛し続ける。
そしてこの想いを消すくらいなら……死んだ方がいい。
あの日、紺野君と終わった夕暮れの廊下を頭に思い浮かべながら、空っぽの心が言葉を紡ぐ。
「じゃあどうしても株が欲しいなら……東京に出て来るから、私と一緒に暮らして」
「…だから無理だって…」
「1ヶ月だけでいいから」
せめて……1ヶ月だけでいい。
紺野君が私の嘘を完全に信じてくれるまで……───。
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