Act.8

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ねぇ誰か。 この心の中にある罪悪感を消して。 どうしても消せない”好き”から解放して。 空っぽになったグラスを眺めながら思う。 「あはは…私と一緒」 「小雪、もう帰ろうよ」 再び私に声をかけて来たミクに笑って答えた。 「もう少し遊んでくから先に帰っていいよ」 「小雪…」 「いいから帰って」 突き放した私にミクは悲しそうに瞳を揺らした。
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