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そして湿気を帯びた場所で遊んでいた彼の指が侵入を始めた。
「…キツっ…」
驚く龍都さんの声すら聞き取れないくらい、私の身体中に痛みが走る。
だけど気づかれたらダメ。
必死に自分に言い聞かせ、痛みをこらえる。
沈み込んだ指がゆっくりと動き出したと同時に、更なる痛みが私に襲い掛かった。
「……っあっ……」
痛みに堪えきれず漏らした声で彼の指が止まる。
「痛かった?」
「……ううん、大丈夫」
涙目になりながらやっと答えると、龍都さんは優しいキスをくれた。
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