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それがあまりに心に沁みて、また泣きたくなる。
ねぇ龍都さん…彼女より私を好きになって。
もう……紺野君みたいに私を突き放さないで。
こみ上げた思いが堪えきれなくて、彼の首に腕を回した。
「ホントにヤバいな、小雪ちゃんは」
小さく笑った龍都さんが、私の入り口に押し当てる。
「ごめんね……もう限界」
その言葉と共に、さっきよりも大きな感覚が私の身体を切り裂いて行く。
「うっ……あぁぁっ!」
大きく声をあげてしまった私に驚いた龍都さんが侵入を止めた。
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