Act.8 #2

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「龍都さん」 「うん?気持ち落ち着いた?」 「……うん」 「そう、それなら良かった。 じゃあ先にドレッサールームで支度しておいで」 笑いながら腕を伸ばして私の頭を撫でた手を掴む。 「……小雪ちゃん?」 首を傾げた彼に自分から抱きつき、その唇を重ねた。 きっと龍都さんは驚いたのだろう。 動きを止めたまま、私の貪るようなキスを受け止めている。 さっき龍都さんがしてくれたように、自分の舌を彼の唇にねじ込んで絡めた。
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