Act.8 #2
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「……そんなにしたいの?」 「……うん」 小さく頷いた私に、龍都さんは困ったように眉根を下げてその言葉を言った。 「だけど俺……付き合ってる女いるよ?」 「……え?」 言葉を失った私に、龍都さんはまた言い聞かせるように頭を撫でた。 「だからこういうことは辞めたほうが…」 「いいの!」 言いかけた龍都さんの言葉を遮る。 たとえ彼女がいても……この人を奪いたかった。
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