288人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
「ハッキリ言っておく。
俺にとってのお前は、憎き道央ファンドに復讐するための駒でしかない。
だから俺の気が済むまでお前には付き合ってもらうよ」
「…………」
「俺と一緒にお前も堕ちるんだよ、地獄の果てまでな」
彼の言葉が痛烈に私の心を切り裂いていく。
だけど……やっぱり私は狂っている。
彼と一緒にいられるなら、たとえ行きつくところが地獄の果てであっても。
いつか彼に殺されても……。
私はきっとこの人生を悔いたりしない。
最初のコメントを投稿しよう!