時計仕掛けの体温計

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風邪薬が確か救急箱に入っていたはず カチャ! ありゃりゃ無い… とりあえず水を飲んで今日はもう寝よう 深夜0時 『ぎゃあ!』 突然近所の何処からか悲鳴が聴こえた 私は目を擦りながら電気をつけた 「なんなの?誰?こんな時間に…うるさいな」 私は枕元の体温計を脇に挟んだ ピ! 38.6度 熱が上がってる 明日も仕事だし早く熱を下げなきゃ 私は水を飲んで眠りに着いた 深夜2時 プルルル♪ 今度は突然電話が鳴る 私は目を擦りながら電気をつけた 「はいもしもし?…違いますけど…」 間違い電話だ 私は枕元の体温計を脇に挟んだ ピ! 39.6度 まただ…熱が上がっている
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