イライラ虫

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ピーポーピーポーピーポー… あ…きゅうきゅうしゃの音だ… ピーンポーン… 玄関から、男の人が二人入ってきた… だれ??? 「あっ!!!!この子です!!!! 血がまだ止まらなくて…。」 「お母さん、落ち着いてください、どういう状況だったのか、お話ししてもらってもいいですか?」 おじさんたちが、ぼくのおでこを見て、白いフワフワでおさえる。 「う…いたい、いたいよぉママ…」 「あー、これは傷が深いな…痛かったなー、ボク。よくがんばったな!!もう大丈夫だぞ!!!」 おじさんたちが、おでこを押さえながら、僕をだっこしてくれて、きゅうきゅうしゃの中に入った。 わぁ…ぼくきゅうきゅうしゃ乗るのはじめてだぁ。 「お母さん、この子、体にたくさんアザが有りますけど、これは…?」 「あっ、あぁ、こっ、これは、この子、すごく活発で、危ないからダメっていっても、目を離すとすぐに色々なところに上ったりして、落ちたりとかぶつけたりとかで…あはは、あはは。男の子は大変ですよね…あはは、あはは…」 「はぁ…。そうですか…。わかりました。」 おじさんたちは、ぼくの体をチラチラと見てる。 何だか、はずかしいなぁ…。
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