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「では、丸発病院へ行きますね。」
「はいっ！よろしくお願いしますっ！」
ママも一緒にきゅうきゅうしゃのなかに入ると、後ろのドアが、バタンッと閉まって、きゅうきゅうしゃがピーポーピーポーって言いながら動いてる。
何だかドキドキするなぁ。
きゅうきゅうしゃのなかって、とってもガタガタするんだなぁ。
ちょっと、おでこ痛いなぁ。
「ママ…ママ…ママ…？」
ママを何度も呼ぶけど、ママはぼくの事を見てくれない。
何か、ぼくよりだいじなこと考えてるみたいな、そんなかんじ。
「ボク。大丈夫か？痛くない？」
「うん…。ママ…ママ…？」
「お母さん、息子さんが呼んでますよ？」
「えっ！？あ、はい？ん？なぁに～？痛かったねぇー、お家の中で走り回るからそうなるのよー。いつも走ったらダメって言ってるでしょー」
ママ…ニコニコだけど、なんかちがう…
ママ…いつものニコニコとなんかちがう…
ママ…どうしたんだろう？
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