ママごめんなさい

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「先程、丸発病院から連絡をいただきまして、お子様の身体に無数のアザがある、とうかがいました。」 「だからっそれはっっ!!!」 「医者という「プロの目」から診ても、あのアザは「活発すぎてケガをしちゃった」アザでは無いそうです。叩かれて出来るアザに、間違いないだろう、とおっしゃっていました。」 「は…はぁっ!?なにその医者、こっちの言ってること、全く信じてくれてなかったってことかよ!!ったく、ヤブ医者もいいとこだなっ!!」 「救急隊の方々が、病院でお子様に、「ママから痛い痛いされたことある?」と聞いたら、そのときのことを思い出したのか、泣いてしまったともいっておりましたよ。」 「え、子供に、聞いたんですか?で…泣いた…?」 ママのお顔がぼくを見る。 ギロリとした目で、ぼくは、また叩かれるのかと思い、身体を丸めた。 「普段から叩かれたりしていない限り、こんな反応にはなりません。お母さん、正直にお答えください。 お子さまを叩いたりしていらっしゃいますよね?」 「して…ない。」 「お母さん?正直にお答えください。」 「してない…してない…してないよっ、そんなこと!!!」
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