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その夜、あやちゃんに今週末にまた
本社会議かもしれないとメールしたら、すぐに電話がかかってきた。あまりのはやさに笑いながら電話にでると
「先輩!!笑ってる場合じゃないですよ~!!大丈夫ですか~?」
「んっ…?何が…?」
「…はあぁぁ…先輩…
いや、いいです。大丈夫なら…」
本当に何のことかわからず、あやちゃんに何よ何よとせかしたら
「先輩、本社に来るってことは会う可能性があるってことじゃないですか~?
しかも今回の企画は社全体の業務改善だから、営業や営業事務とかも後々参加するはずですよきっと…」
あっ…そうだ‥
淳也や西山さんと会う可能性をすっかり忘れていた…
「先輩…ほんと仕事は完璧なのに…」
「…っすいません」
私の方がだいぶ先輩だが、姉御なあやちゃんについ正座してしまった。
あやちゃんの言うとおり、鉢合わせのことなんて考えてなかった。
3年も付き合ってたのに、浮気されていたのに…
あの時は確かに悲しくて、腹立たしくて、なんで?なんでなの?って思ってたけど、週末あやちゃんが帰った後泣き続けたら意外とスッキリしていた。
「まあ、先輩のそうゆうとこも可愛いんですけどね~
とりあえず!西山は私が見張っておくので安心して来てくださいね」
なんて、頼もしい言葉をいただいた。
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