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「おい!ここは飲食禁止だぞ」
契一はアイスを口に頬張る歩を注意した。
「わりぃ」
「でもちょっと良いように描きすぎじゃないか?」
「梓はもっと…」
アイスを口に咥えた歩は社会の教科書で見たことのある土偶の形を思い出し、土偶の輪郭を表現するかのように梓の体型を両手で示した。
茶化して笑う歩に緊張の糸を切らした梓は立ち上がった。
「ちょっと!私はそんなに太って何かないわよ」
アイスを咥えて笑う歩に向かい仁王立ちで語気を強めて言い放った。
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