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「ケイ!」
「勉強勉強って勉強ばかりしてたら寂しい高校生活を送ることになっちゃうぜ」
「二度とは戻らない高校二年の夏を謳歌しないと勿体無い!」
歩はゴミ箱へと歩きアイスの棒を捨てた。
「そーだよーべんきょーなんかいーじゃんー」
梓は子供のように足をバタバタ振りながら不満な顔を見せた。
「お前らな今怠ると来年あの時ちゃんと勉強しておけば良かった…」
「って悔やむことになるぞ」
「ふっ、ガキの頃からホントお前は勉強ばかりだな」
契一の説教に膨れっ面で文句を項垂れる梓の隣で歩は鼻で笑った。
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