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「そりゃ生きていけるなら生きてたい・・・でもよぉ、でもよぉ～」
初めて会ったばかりのこの男なのに何故か涙まで見せれた事に自分でも不思議だった。
「そうですよね。じゃあ田上さん。生きましょう。あなたはまだやり直せます。私が力をお貸ししましょう。」
「そういえばあなたは一体？」
「これは失礼致しました。
私はこういう者です。」
ニコニコと差し出された名刺には
【再生屋ーRe・Start】
の文字だけが書かれていた。
「再生屋？り・すたーと？？」
「はい。Re・Startという再生屋をしております。私がオーナーになりますが、名前は訳あって申せません。申し訳ありませんが・・・」
「そうですか。それより再生屋さんというのはどういう事ですか？」
「あなたの借金を全部無くすんです。これでもうあなたはhappy間違いなしですよ♪」
「借金をなくす？どうやってですか？」
「簡単ですよ。私があなたの借金2300万を出します。それと、田上さんの人生をやり直す為の2700万を出しましょう。全部で5000万です。これで新しく会社をやり直す事も安月給でも就職をしてでも生きていけますよね？」
「それは勿論です。小さな工場なら何とかやれます。ですが・・・そんな大金お借りしても返せません。折角ですが・・・」
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