敵わない相手 ~引き留めるための前戯~

9/9
1209人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
麻莉は舜平を負かした嬉しさから、引き続き、口で刺激する。 「…んっんんっ。麻莉、待ったっ。これ以上はマズイっ」 舜平が麻莉の身体を抑えたので、麻莉は口を離すと、身体を起こした。 そして、運転席に座る舜平の膝の上に座ろうとする。 膝を座席の上に立てて、運転席に寝転がった舜平に身体を重ね、舜平の首元に腕を伸ばした。 舜平と麻莉の唇が重なる。 麻莉は、もう舜平のものが欲しくてたまらなかった。 「……舜平さん。入れたい……」 麻莉は舜平と視線を合わせながら、右手で固くなった舜平のものを掴むと、自分の中へと誘い、腰を下ろした。 麻莉が動くたびに、麻莉の中で舜平のものが擦れて、快感が走る。 「……あっぁん」 「……んっ」 2人は声を漏らす。 麻莉は自分の好きなペースで、身体を動かした。 刺激を感じやすい場所を求めて、腰を回し、振る。 そんな麻莉を舜平は恍惚とした目で見つめる。 「麻莉の腰つき、エロすぎ……」 舜平は麻莉の腰を掴むと、麻莉の胸にむしゃぶりついた。 抑えられない衝動を当てるかのように、激しく乳房に吸い付き、乳首を甘噛みする。 「…やっ…やぁぁん。ダメ。強い……っ」 「…ヤダっ。我慢できない……」 舜平はさらに麻莉の乳房を両手で揉みしだき、乳首に吸い付き、舐め回す。 「あっ、あっあぁん。やっん……」 下半身の刺激と胸の刺激に、麻莉の身体に快感が一気に走り抜ける。 中がキュうっと締まり、麻莉の中がひくひく痙攣し始めた。 舜平は胸の刺激を止めない。 「あっ……あぁん、いや……、イッちゃう…っ」 麻莉の鼓動が一気に早くなり、中が大きく波を繰り返した。 麻莉の少し疲れを感じて、麻莉は舜平の胸に倒れ込んだ。 舜平はそれを受け止めながら、運転席に倒れる。 麻莉の背中に手を伸ばし、抱き締めた。 気付くと、車の外の雨が弱くなり、車に打ち付ける雨音も小さくなっていた。 窓ガラスの向こうが分かるようになっている。 「麻莉、今日はこのまま、ホテルに行こうか……」 舜平はまだそそり立っているものを麻莉の中に埋めながら、麻莉にキスをした。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!