第1章

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いつも無口な彼女、今日は無心にパソコンを叩いている。彼女と言っても、俺の彼女ではない。会社に来ている後輩なんだけど、仕事が以外で俺と会話することは、まずない。嫌われているのだろう。そう思っていても後輩との会話がないのはなんとなく気まずい・・・しかし、俺が話しかけても、いつも答えは、はい・・そうですか・・って上司である俺は、どうしていいのか全くわからないでいた。  そんなある日のことだった。事務所に帰ってくると、彼女がいた。そして、俺を見るなり、顔を背けた。そんなに嫌われているのか・・・そう思ったら、珍しく彼女から声をかけてきた。 「あの~・・・パンツのチャックが開いてます」
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